Coderdojoの生みの親Bill-Liao氏とようやく会えました!

2019年5月18日(土)の午後、CoderDojoの共同創業者BIll Liao氏とお会いすることができました。

CoderDojo Japanの安川要平さんのお取り計らいで、BIll Liaoと日本でお会いすることができました。有志のチャンピオン達も集まってのプレゼン大会になりました。

品川御殿山からも木村が英語でプレゼンテーションを提供。質問タイム、交流タイムもあり、最後は記念撮影会でした。

質問タイムでは、かねがね聞いてみたかったことを質問してみました。

Billさんは、森林再生で地球温暖化に立ち向かう、WeForest(https://www.weforest.org)という団体の創始者でもありますが、2009年当時9歳の娘さんに、こんな約束をしました。

WeForestによる植林が1億本に達するまで、飛行機とガソリン車には乗らないと宣言したのです!今回どうやって日本に来たのか、たずねてみました。すると、ロンドンからフェリーで渡ってユーラシア大陸を列車で横断、また船に乗って日本へ到着。もちろん日本列島も列車で縦断して東京へ。この後は新幹線で関西、広島・・・。ロンドン出発からすでに13日経っていて、この調子でまだまだ旅は続く、とのお答えでした。「でも楽しいよ。各地でCoderDojoを見て回って、両親(お父様が中国系のオーストラリア人)とも合流できたしね(この日も同席)」

WeForestの植林実績は現在ようやく2000万本ちょっとだそうです。Billさんが飛行機に乗れる日は、まだまだ先のようですね。

続けて、こんな質問を投げてみました。

プログラミングを覚えた子どもたちは、自分の好きなこと、たとえばゲーム作りなどをして楽しんでいます。それはそれで良いことですが、そういう「楽しい」と、「社会に役立つ」というのを繋げるには、どうしたらいいのでしょう?

「それはとても良い質問ですね!決して強制してはいけません。私のDojoでは、モチベーションを上げるためのブラック・ベルト(Billさんのプレゼンの中でお話しされました)の他にグリーン・ベルトを設けて、少しでも社会に役立ちそうなプロジェクトをしたニンジャに贈ります。ほんの小さなことでも、これは役立つねと褒めることで本人も他のニンジャも気づくようになりますよ」

グリーン・ベルト、素敵なアイデアですね!

交流タイムでも、Billさんは素敵なアドバイスをしてくださいました。CoderDojo品川御殿山のプレゼンで、うちのDojoの魅力の一つとして「保護者の参加」を挙げたのですが、「ニンジャと保護者が同じ空間でプログラミングを学ぶのは良いことですね。でも一緒に学ぶと、スピードが違う。ニンジャの方が圧倒的な速さで進んじゃう(笑)。だから同じ空間の中で、ニンジャと保護者、それぞれのグループに分けるのがいい。そうすれば保護者どうしの交流もできて一石二鳥!」なるほど。

Billさんの本職はSOSV(https://sosv.com)というアクセラレーターVCのパートナーです。彼がそこで手がけているRebelBio(https://rebelbio.co)というプログラムでは、選抜されると資金調達だけでなく、イギリスの公立研究大学インペリアル・カレッジ・ロンドンのバイオテクノロジー・ラボを3ヶ月間自由に使えてメンタリングも受けながら、「科学」を人々の生活に直接的インパクトを与える「製品」に変換するための支援を受けられます。世界中から応募を受け付けていますが、日本からは3年間で2件の応募があっただけでまだ実績がないそうです。CoderDojoのニンジャたちも含めて日本の子どもたち、将来はチャレンジしてみてはいかがでしょう!?

昨年のアイルランド訪問時はすれ違いで、Billには会えなかったのですが、こんな形で目標を達成するとは思いませんでした。お陰様で、昨年末に来日されたJames氏と今回のBill氏双方からCoderDojo創設の秘話を聞くことができて大満足です。

アットホームなCoderDojo、これからも色々な方々の力を借りて、開催し続けたいと願っています。

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